
3.3 立体格納倉庫内特殊吊具の模型試験
コンテナを立体格納倉庫内のラックに格納する方法として、天井クレーン上の特殊吊具に収納されたスプレッダドーリがラック内に設置されたレール上を横移動してラックに進入し、コンテナを巻上/下してラック内受面に格納する方法がある。
(図3.3.1参照)
試験として、20フィートコンテナの1/2縮小サイズのダミーコンテナを利用した特殊吊具の模型を製作し、試験を通じて横移動機構、ラック内コンテナの巻上/下機構及びラック形状を検証した。
(1)模型装置の概要
図3.3.1及び図3.3.2の全体レイアウトに示す通り、模型装置の構成は、天井クレーンの左右に各々2段のコンテナラックを配置した。天井クレーン下に図3.3.3に示す特殊吊具を吊る。吊具構成はラックの定位置で停止する機構をもったヘッドブロックとラック内に進入する車輪を有したドーリ及びコンテナをつかむスプレッダで構成している。
また、地上面に9mの走行レールを布設し、子台車に相当する搬送台車(図3.3.4参照)を配置した。
(2)模型機器の仕様
?テスト用品具仕様
ドーリ移動速度:7.64m/min.=17sec.at2150?ストロークスプレッダ巻上速度:1.00m/min.=15sec.at250?ストローク
?テスト用クレーン仕様
トロリ速度:35.0m/min.
吊具巻上速度:11.7m/min.
?テスト用搬送台車仕様
走行速度:25m/min.、インバータ制御
積載荷重:4.8ton
走行距離:9m
走行レール:15?/m
前ページ 目次へ 次ページ
|

|